ゲーム「逆転裁判」をやっています
カプコンのゲーム「逆転裁判」をやっています。逆転裁判は4本が作られ,本年度中に5作目が発売される予定ですが,今のところ第1作の第4話まで完了しました。この第1作は4話までが2001年にゲームボーイアドバンス向けにリリースされたもので,第5話は2005年にDS向けとしてリリースされました。
現在ではネットでiPhoneやiPod touch向けのものが販売されており,第1作から第3作までがパックになっています。第1作の第1話と第2話は,無料で配信されていて,それ以降の作品はアップルストアから1500円で入手出来ます。
推理ゲームとかアドベンチャーゲームとかいわれていますが,殺人事件を調査し,法廷で検事側の主張を覆して真犯人を有罪に持って行くというのが各話の基本的な構成です。
第1作第1話と第2話が無料お試し版となっているのですが,第3話以降の作品とはミステリー的に決定的な違いがあり,これをお試し版として試してそれ以降の作品を推し測れというには,問題があると思います。第1話と第2話は,最初に真犯人が画面に現れて,真犯人が初めから明らかになっています。つまり,ミステリーとしては到叙物という事になります。したがってゲームの主眼は,いかに証拠を揃えて法廷で有罪に持って行くかにあります。しかし第3話以降は真犯人が隠されており,真犯人探しも必要です。とはいえ,どれも主眼は法廷にあり,ゲームとしてのメインも的確は証拠を揃えていかに法廷で戦うかというところにあります。
そんな事から,謎と推理と解決という通常の推理小説の興味とは少し異なっており,推理小説の代わりにはなりませんでした。
しかしゲームとしては,なかなかよく出来ていると思います。法廷での証拠の的確な提示という,通常の推理小説を読む時とは少し違う神経を使うゲームですが,おもしろく遊ぶ事ができました。
逆転裁判は,ゲームのヒットによって演劇になり,宝塚の音楽劇になり,さらに成宮寛貴主演で映画化されています。芝居の方はどうしようもありませんが,映画の方はDVD化されており,いまでも見る事ができます。三池崇史監督作品で,期待できます。
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