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2013/05/16

飯島参与が謎の訪朝

Korea 5月14日に北朝鮮へわたった飯島内閣参与が,15日に,国際部長を勤める金永日朝鮮労働党書記と会談したようです。マスコミは安倍・金正恩会談の可能性も取りざたするようになっています。まあ,そんな事になるのはなかなか難しいし,今回の訪朝でそこまで拉致問題が解決するとも思わないので,実現する可能性は少ないのではないかとは思います。
 ついこの前まで,ミサイル発射の可能性をちらつかせて国際社会に突っかかっていた北朝鮮ですが,このミサイルを撤去したかと思ったら,金正日時代からの側近である李英鎬総参謀長を突然解任しました。金正日時代の勢力に従っていた金正恩氏が,そろそろ別の路線に進もうとしている兆候の様にも感じます。
 折しも,韓国朴政権が歴史認識について訪米中に発言し,安倍・朴会談も行われていない状況で,韓国と距離が置かれている時期,北朝鮮との頭越し外交には最適な時期であると共に,韓国へのアピールにもなっている様に思います。
 「こんな時期に北朝鮮にいくなんて」という意見もありますが,いろいろな状況を考えると,今現在の訪朝というのは,結構いい時期なのではないかと思えてきます。これで拉致問題を初めとした日本と北朝鮮を巡る状況が,いい方向に転がって行く事を望みます。しかし,北朝鮮を巡る状況というのは,なかなか一筋縄にはいい方向に行かないものなんですよね。

 ところで,今回の飯島氏の訪朝は,単に参議院選に向けての自民党政府のアピールに過ぎず,成果はなんら期待できないという話が結構ネット上でたくさん流通している様です。しかしたとえ拉致問題が関係しているとしても,北朝鮮がらみの話がそれ程選挙に関係する程日本国民の関心事になるんですかね? 韓国がよくやっている様な国内向けの日本タタキのように,自分で言うだけのアピールではなく,訪朝までして相手国の対応を必要とし,リスクもあると思われる北朝鮮問題を,わざわざそんな事(選挙のアピールごとき)に使いますかね? まあ,普通に言われがちなアピール説ですが,どんなもんでしょうね。

−−−<追 伸>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ここのところ,北朝鮮側の報道として,飯島参与の動向が発表されています。その後,北朝鮮No.2,国家元首級の人物に合っている様です。しかし,北朝鮮側の報道として動向が発表されるのが気になります。いいように利用されるだけでなければいいのですが・・・・・。

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