脱原発を呼びかける集会が行われました
6月2日,芝公園や国会議事堂周辺で,脱原発を呼びかける複数の団体が集会を開きました。複数の団体が足並みをそろえて抗議行動を行うのは初めての事だそうです。
このような抗議集会は,必要なことだと思うんですが,ただ「原発再稼働は福島の人への裏切り。次の世代が生き延びうる世界を残したい」などという主張は,あまり心に響きません。「次の世代が生き延びうる世界を残したい」と思わない人がいるようにも思えず,「あたりまえじゃない?」と思うだけで,脱原発しようという動機にはなりえないのです。
正直言って,もっと代替エネルギーの事などを含めて,技術的,科学的な主張を聞きたいんです。脱原発というと,なんだか口当たりのいい,上述の様な主張だけが聞こえてきます。脱原発というのは,そんな情緒的な捕らえ方をしてはいけないし,そんな捕らえ方でどうにかなるもんでもないと思うんですがねえ・・・・・。集会ではそのような主張も語られたにもかかわらず,TV報道では上述の情緒的な主張だけが映し出されたという事なんでしょうか?
結論としての脱原発はたいへんいいのですが,そこに至るアプローチは,もう少し足が地に着いた,説得力のあるものでなければならないと思うんです。
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