2ch個人情報流出騒動
2chから個人情報が流出しました。流出してみたら,書き込んだ人のコメントと素性がある程度分かってしまい,書き込み記事について謝罪した人も現れ,大学関係者や報道関係者など,堅い仕事をしている人が思いがけない書き込みをしている事が明らかになっています。
これらの人々は,会社などの仕事上のパソコンから2chにアクセスしており,その無防備さに驚きます。2chへの書き込みなどは,業務上である筈がなく,ネットでのやり取りを監視している会社のセキュリティー部門からイチャモンがつかなかったのも不思議です。
今回ミットモナイ事になってしまった人々は,必ずしも普段と違う発言をしていたというわけでもないと思いますが,普段考えられない誹謗中傷を2chで発言していた人もいます。まあ,こういう表裏というのは必要な事なのかもしれません。2chは,そんな人の裏面を受け入れ,ガス抜きの役割を果たしていたのですね。ある意味,現代に必要な掲示板だったのかもしれませんね。まあ,表裏と言っても,裏の発言がその人の本性なのかもしれませんが・・・・・。
とは言うものの,以前このブログで記事にした友人の言葉「ブログやツイッターで言っているのと同じ事を,同じ調子で,面と向かって言わないヤツは信用しないんだ。」というのにもつながる様な気がして,なんだかな〜とも思います。
ところで,2chなどで下品な発言をする人達のイメージとしては,自分のイメージも,またネットで拾ってみても,ネトウヨも含めて「低学歴の若者」「引きこもりも多いのでは」「低収入」「オタク」などという事になります。しかしながら,今回の流出事件を見ると,大学の教授,准教授なども含まれ,作家も居り,大企業や公務員の中間管理職クラスも多いということで,実は全くこれまでのイメージ像とは違った様ですね。むしろ「高学歴の30代後半」「したがってそこそこの高収入」「オタク成分は入っているかもしれないが,引きこもりなどとはとんでもない」というクラスの人達だった様です。
ある程度社会やマスコミで流す常識に反発を覚えている,またはバカにしているが,社会的地位があるので表の顔をさらしては言えないという層だったという事なのかなと思います。まあこの様な人達が2chであの様な発言をしたくなるのは,分からないではありません。自分だって,2chへの書き込みこそしていないものの,同じ穴の狢のたぐいかもしれません。
しかし,今回の様な流出事故がなくても,そもそもネットの匿名性などというのは幻想のようなもので,ネットに書き込めば個人を特定されると思わなければなりません。そこそこ高学歴の人達が,ネットの匿名性を信じてこのような書き込みをしていたというのは,ちょっとネットの非匿名性という事に対して認識不足だったのではないでしょうか。
まあとにかく今回のこの流出事件,2ch書き込み個人情報が流出したら面白い事が起きるという事が分かり,今後も意図的に狙われるかもしれませんね。
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