東京文京区の「小石川植物園」
東京文京区の小石川植物園に行きました。
この植物園は,そもそも江戸時代,江戸の人々のために薬になる植物を育てる小石川御薬園として江戸幕府が作った施設で,8代将軍吉宗の時代に,御薬園のなかに小石川療養所が設けられました。黒澤明が映画化した事でも有名な山本周五郎の「赤ひげ診療譚」の舞台です。
そんな御薬園は,今では東京大学付属植物園として,植物の研究を行っていると共に,一般にも開放されています。
植物園正門前の商店で,330円の入場切符を買って入ります。園内はうっそうとした林もあり,池のある庭園もあり,温室もあり,バラエティーに富んでいます。木々なども剪定・整備されてはいるんですが,歩道が自然に返っている部分もあり,全体的にかなりワイルドな感じがします。林の木々などは,かなり大きく太く,100年以上の歴史ある植物園である事を物語っていました。
うっそうとした森林も,塀の外は普通の住宅街で,高層ビルの見える場所もありましたが,園内の自然と外の対比が面白い風景でした。
| 固定リンク
コメント