鉄道とバスの運賃の二重運賃制容認か
国土交通省は,鉄道・バスの二重運賃制を認める方針で調整しているらしいですね。これは,4月からの消費税8%化に伴う運賃改定時に,1円単位での運賃値上げを認めるという事です。券売機は,構造上5円や1円の硬貨を扱えないので,現金で切符を買う乗客には10円単位の値上げとし,PASMOなどのICカードを使う乗客には1円単位の消費税分の上乗せを認めるというものです。
同じ路線で2通りの運賃というのは今までになかった事で,じぇじぇじぇという感じがするのですが,しかし考えてみれば,高速道路の料金はETCを使ったときと現金で支払った時では,ETCの方が安くなるという事はよく経験します。また海外の鉄道では,カードを使うと,現金の場合より割安になるという場合が多い様です。ロンドンの地下鉄などでも,オイスターカードというPASMOのようなカードを使うと,相当な割引になります。
英語で書かれた東京の観光案内を見た事がありますが,「鉄道会社が違っても,東京の全ての鉄道,バスで使えるICカードが便利」という記述に加えて,「しかしカードを使ったからといって,割引がないのに驚く」などと書かれていました。
カードを使えば,現金より安くなるというのは,世界の常識なんでしょうか?
(写真は,ロンドン地下鉄のオイスターカード。このカードを使えば,運賃がかなり割り引きになります。)
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