アルバイトやパートの転職話を最近よく聞きます
先日,「消費増税でも買い控えはないようで・・・・・」というタイトルの記事を書いて,フリーターが正社員になって飲食店のアルバイトをやめてしまい,ウチの近所に住んでいるアルバイト学生が「仕事がきつくなって大変」と嘆いている話や,近所のパートの奥さんが「もっと実入りのいい別のパートに移った人たちから転職を誘われている」と言っている話をしましたが,私の身近にほんとうにこんな人が多いんですよね。場所柄という事もあるのかもしれませんが,記事を書いてからも,さらに数人からそんな話を聞きました。なにしろ,ウチの娘もバイトを変わると言っています。
テレビニュースでは,「大手は給料が上がったのかもしれないが,ウチはまだ・・・・・」と言っている街頭収録のコメントが流れたりしていますが,案外正社員の方々や,一つの会社に派遣され,そこそこ安定してしまった派遣社員の方々より,これらアルバイトやパートの方々の方が,景気の回復を満喫しているのかもしれませんよ。次々と条件のいい職場へ変わっていくという,アメリカ流の労働を地でいっている方々です。スキルアップで,職場を変わるたびに給料が上がっていくというやり方とは少し違うかもしれませんが。
そこそこ安定した職業を持っているので,しがらみがあって転職できないという事が収入の増加にブレーキをかけているという現実。これまであまり考えてもいなかった現象です。これって一種のバブルなのでしょうか?
もちろんアルバイトやパートの収入増加も,前年比的な数値でという事です。収入の絶対値,それにいざという時の医療費等福祉関係を含めて,多くの場合,正社員の収入にはかなわないとは思います。しかし,現実として収入が上がれば,その人の消費意欲は上がるでしょう。
しかしまあこの景気いい話も,「今のうちは・・・」という事は十分あり得る事で,なかなか信用できませんけれどもね。
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