サントリー白州工場を見学
山梨県北杜市白州町,JR中央本線の小淵沢駅や中央高速小淵沢ICから車で10分程のところにあるサントリー白州工場。ここに工場見学に行ってきました。
ネット経由で予約して,当日,横浜市の家から車で3時間余り,車のナビに頼り切って工場に到着しました。行ってみると,白州工場は広大な森の中にゆったりと建物が建っている所でした。
工場内のウィスキー博物館に集合し,そこでビデオを見た後,ガイド付きでまず発酵槽のある建物へ。木製の大きな発酵槽が並んでいます。甘い香りが漂っていました。
そこから歩いて蒸留釜が並ぶ建物へ。様々な大きさの蒸留釜が並んでします。世界の醸造所の多くは,同じ大きさの釜を使っている場合が多く,ここの様にいろいろな大きさの釜を使い分けている醸造所は珍しいとか。
次にバスに乗って樽詰めされたウイスキーを寝かせておく倉庫へ。建物に入ったとたん,強烈なウィスキーの香りに,酔っぱらいそうになります。ドライバーには,首から下げる「ドライバー」という札が配られ,アルコールを飲む事の無い様に注意されますが,匂いだけでも酔ってしまいそうです。
最後は試飲。まずシングルモルトウイスキー「白州」を使ったハイボールが配られます。もちろん「ドライバー」札を下げた私は飲む事ができず,この工場で作られている「南アルプスの天然水」をいただきました。その後は「白州」のハイボール,水割りなどを適宜にカウンターに取りに行きます。「ドライバー」はオレンジジュース「なっちゃん」や天然水,伊右衛門茶が用意されています。私はもっぱら「伊右衛門」を飲みましたが,その香り高さは,いつも飲む伊右衛門より美味しかったので,「これは市販の物と違うんですか?」と聞いたところ,「同じです」という事でした。
「いつもより香り高い様に感じるんですけど」
「ありがとうございます。でも気のせいだと思います。」
という会話がありました。今度は,コンビニから買ってきた「伊右衛門」を,しみじみと味わってみたいと思います。
標高700mの森の中の工場では,東京では既に終わっているサクラが咲いていました。とても雰囲気がいい所でした。肝心の工場見学は,瓶詰めや樽詰めなど,工場らしい行程を見る事ができずにちょっと残念でした。まあ1時間程度の見学ですから,致し方ないのでしょう。
なかなか楽しかったし,森林浴も兼ねている様な工場見学でしたが,1時間の為に片道3時間は遠かったという印象でした。
(写真は上から,醸造所,蒸留所,樽の倉庫,工場内のサクラ,同じく緑色の桜の花,多分先日新宿御苑で見た「鬱金」ではなく,緑が濃いので「御衣黄(ぎょいこう)」だと思います。)
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