川崎河岸駅跡へ行ってきました
昨日亀甲マーケットを訪れた記事を書きましたが,そこからバスで河原町団地前に出て,南武線川崎河岸支線の終点,川崎河岸駅跡へ行ってきました。
以前の川崎河岸駅の記事で,GoogleStreetView写真に駅跡として写っていたのは,一本の遊歩道でした。StreetViewのように府中街道からの写真では,樹木のために奥へ延びる一本の遊歩道しか写っていませんが,実際はこの記事の最初の写真のように広い構内を持っていました。写真は矢向駅方向を見ていますので,広場(手前側はゲートボール場)の右側に遊歩道があります。その遊歩道の線路が,府中街道を越えて後方の多摩川の河原へ延びていました。そして河原には川とつながった二本の船溜りが作られていました。
2番目の写真が,その船溜りのあった辺りです。昔は土手も無かったと思われ,右側のマンションの位置に船溜りが作られ,その中央に線路が二手に分かれて(横浜市三千分の一地図ではそのように見える)敷かれていたのだと思われます。
さて,昭和30年代の横浜市三千分の一地形図を見ると,船溜りの南側に小さな川が流れ,多摩川に注いでいます。その川の多摩川への出口の現在の様子が3番目の写真です。そこから180度振り向いてみると,暗渠となっている小川の敷地が見えます。看板から川崎市上下水道局が管理しているらしいですね。
この小川は,府中街道から矢向方向に向かって見ると,川崎河岸貨物駅の左端を流れていたわけですが,その小川の現在の姿は,最後の写真のような道路になっています。この道路の下に暗渠として小川が存在しているんでしょうね。なにしろ多摩川への出口が現存しているのだから。
この後,川崎河岸支線の途中から分かれて中央青果市場(現在の南部市場)へ行く線の場所へ行こうかとも思ったのですが,なにしろ暑いし,先日のStreetView写真でも痕跡がなさそうだし,行くのはやめにしました。
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