貧困の連鎖を断ち切る
文部科学省は所得の低い家庭が多い公立小中学校の教員を来年度からの10年間で2千人増やす方針を固めたというニュースがありました。所得が低い世帯が25%を占める生徒数100人以上の学校が全国に約2千校あるそうで,そこの教員をひとりづつ増やして2千人増やすということです。
今現在も,また将来にわたって,低学歴層を受け入れ先になっている業種の縮小,そんな業種でも,いわゆる働き手よりもマネージャークラスが必要になってくるという労働構造の変化からいっても,低学歴→貧困というリンクがあるとすれば,やはり何とかして貧困の連鎖は断ち切らざるを得ないでしょう。
子どもの低学歴につながる要因としては,教育に対する親の意識の低さというのも問題で,低所得→低学歴→貧困ではなく,低所得→親の意識低→低学歴→貧困というリンクになりがちなのは,気をつけなければならないでしょう。
教員を増員して放課後に補習を行うなど,ついていけない子どもをなくそうという努力なのですが,親も趣旨を理解して,親が足を引っ張らないようにすることも重要です。
| 固定リンク
コメント