Lineの海外展開の躓き
最近,Lineの海外展開が滞っているという報道がありました。どうも海外では,思ったように利用者数が伸びないようですね。登録者数は全世界で5億6千万人というのですが,他の競合サービスに比べて利用者数が格段に少ないらしいです。
これについては,私自身の周囲の状況から思い当たることがあります。Facebookでやり取りしている英国人の知人から,「Lineは登録しているけれど,使っているのは専らワッツアップだ」という話を聞いているのです。「なぜワッツアップ?」と聞くと,「それを使っている人が多く,Lineを使いたくても使っている人がいないから使えない。」との事でした。
こういう通信サービスは,自身が使いたくても相手が使っていなければ何にもならないというものですから,よほど競合サービスと差別化されるような画期的サービスが付け加わらない限り,結局いち早く広まったサービスの勝ちが続いてしまうという事ですね。
ワッツアップにしてみれば,日本ではLineを使っている人がほとんどなので,日本には参入できないという事になります。しかし日本の外と連絡をとろうとした場合,相手が使っていないのだからLineは使えず,日本人はfacebookやメールのような全世界的サービに頼らざるを得ません。
結局Lineも,地域限定のサービスに甘んじざるを得ないのでしょうか?
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