イスラム国へ入ろうとした日本人
日本人の大学生がイスラム国に入ろうとした事件がありましたね。宗教的,政治的な思想も何もない。最大の動機は就活に失敗したからだという。宗教にも政治にも感心がないという感じが日本人的といえるかもしれません。
中東地域の紛争は,宗教が深く関わっています。世界宗教において,かつて戒律の厳しいというか,制約の厳しいカトリックからプロテスタントへの解放がありました。それが今,若者を中心に戒律のより厳しいイスラムへに魅せられる人が増えているようです。
自由で形式的な制約のない世界への反動。形式的にしばられる世界への憧れ。
そんな縛られない世界で,自分の考えを持って行動できない若者。自分の考えでは何をなすべきか考えられない者達。一種の思考停止願望なんでしょうか? ドMかしらとも思ってしまいます。わかりやすい形式的な目標に向かって,命令どうり動かされたい。
今回イスラム国に参加しようとした大学生の同級生へのインタビューでは,この大学生についてとても頭がいい人だいっていました。世間知らずの頭が理屈をこね,口に出す。見せかけでは一見頭がいいように見える。
私のもう少し上の世代,学生運動が吹き荒れた時代の人達もそうだったように思います。そういえばオウムもそうだったような気がします。同じ精神を感じます。
平和ボケ? 自由な時代のならではのあまえ? 自由で形式的は制約の無い時代には,それはそれで生きにくい人たちがいるという事か。
| 固定リンク
コメント