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2014/12/26

低投票率の原因は,「中高年」と「地方」

Akb 昨日は,老人優遇政策が目に付く様になってきたから,若者に2票の投票権を与えたらという話をしましたが,投票率の低下という点では,今回の選挙は若者よりも中高年の方が悪かった様ですね。
 最近載った日経新聞の記事ですが,

<投票率は年齢が若いほど低いが、2010年と比較すると事情は違ってくる。20代の下落幅は2.80ポイントと以前より小さい。40代で7.14ポイント減など下落幅は中高年の方が大きい。特に60代の6.04ポイント減は注目だ。団塊の世代がいま60代なので、ここでの変動は全体の投票率に大きく影響するからだ。>

・・・という事で,今回の選挙の低投票率の原因は中高年の棄権による様です。
 また,都市部と地方では,

<50%を割り込んだのは青森、宮城、富山、石川、徳島、愛媛、福岡、宮崎の8県。東京都は54.36%と全国平均を上回ったのみならず、ただ1カ所、過去最低を更新しなかった。>

・・・という事で,東京は優秀,地方の投票率が悪いという事だった様ですね。

 これまでの常識,「地方より都市の投票率が低く,中高年の方が熱心に投票に行く」という常識が崩れてきているのです。
 これはどうしてでしょうね。これまで上の常識が通用していたのは何故かという事を考えると,これまでは議員の地方組織の結束力が強く,組織によって選挙に行かされていたのではないか,私はその組織力が弱くなってきているのではないかと思うのです。
 最近小渕元大臣のお膝元で,利益供与問題が起こりましたが,このような,老人に牛耳られた古い地方の選挙慣習が壊れ始めているとしたら,それは悪い事ではないですね。「行かされていた選挙」から「自分の考えで行く選挙」へ。当たり前の事ですね。
 上の想像が間違っていなかったら,これから正常な状態になっていくという事です。
 投票率の上昇は,もっと違う方策,例えばネット選挙などの方法で上げていくべきです。投票のし易さが投票率を上げる事は,前の選挙時の団地の例(東京の団地内に投票所が新設されたら,その団地の投票率が70%に達した事)などをみると明らかな様です。

(写真は,若者は選挙投票に慣れていますよという事で・・・)

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