« 早期英語教育 | トップページ | 暮れの買い物風景 »

2014/12/30

原発推進派が反対派を押し切った1年?

Atom 原子力発電について,最近,某誌に「安倍政権の原発政策が,反対派をジリジリと押し切り,再稼働への道筋を確実のものとした1年」という記事が載りました。
 政治的な動きだけではなく,国民的にも同じ様な方向,再稼働賛成のほうに向いてきているのではないかと感じます。特に,経済関係のニュースキュレーションサイト,NewsPicksなど,IT関係や経済関係やその方面の大学教授や評論家などが集うサイトでは,流れはそちらの方を向いています。
 一般国民に対しても,時間が経って,感情的,情緒的な反対理由が効かなくなってきたという事ではないのかなと思います。論理的な反対意見ってそもそも少ないし,無いに等しいと言ってもいいかもしれません。
 これは仕方ない面もあるかもしれない。論理的な反対意見は難しい(小泉元総理の発言も,感情的には賛成できるが,論理的ではない)が,賛成意見はとりあえず論理的に示す事ができます(あまり上手に示されていないかもしれないが)。
 一番目にしなければならないのは,どういう設備だったら,あの地震の時の破壊が起こらなかったのか,日本の原発の中で同じ地震が起こったとき,同じ事故が起こらないのはどこなのかという検証です。
 思いがけない事が起こるのが事故であって,それで万全という話ではありませんが,過去に起こった事例を検証して他で再び起こる可能性が有るのか無いのかについての検証は,少なくとも最低限必要です。それがなければ,論理的な反対も,賛成も有り得ないと思うのですがね。
 まあそんな検証もどこかで行なわれているのでしょうが,国民に届いていない様に感じます。

|

« 早期英語教育 | トップページ | 暮れの買い物風景 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原発推進派が反対派を押し切った1年?:

« 早期英語教育 | トップページ | 暮れの買い物風景 »