JTが飲料事業から撤退
JT(日本たばこ産業)が,2015年9月末を目処に飲料事業から撤退するそうです。
他社への譲渡ではないので,コーヒーのルーツや桃の天然水など,結構なじみの飲み物がなくなる様です。
今回の撤退の趣旨は,タバコ事業への集中という事の様ですね。将来の拡大がそれほど見込めないタバコ事業専業からの脱却を図るための飲料事業への参入だったはずで,そこそこ成功していたものの,大手のサントリーやコカコーラの後塵を拝し,上位メーカーの壁は厚かったという事もあるとの事。
しかし,今は確かに海外タバコメーカーのM&Aでタバコ事業が好調らしいのですが,タバコ事業の将来性というのも結構危ういのではないかと思うのですが,どうなんでしょう。タバコ専業に戻って将来にわたって発展できるのか。もっとも薬品に進出して,そこそこ成功しているらしいですがね。
JTは自社工場を持たず,生産を他社にを委託していたという事ですが,存続するはずの委託メーカーが作る「ルーツ」や「桃の天然水」がどこからか発売されるかもしれませんね。
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