ドローンは投資家のお気に入り
無人で飛行することが可能な航空機,ドローン。そもそも主に軍用の無人航空機をそう呼んでいたようですが,ここへきて小型のおもちゃのような飛行物体の名称のようになってきました。リモコン操縦のものから,自分で目的地や障害物を認識して,目的地まで自動で飛ぶものまで,各種のドローんが試作されています。
このドローンが世の投資家達の注目を集め,ドローンベンチャーに資金が集まっています。
初めにドローンのにニュースを聞いたのは,アマゾンが注文品をドローんで運ぼうとしているという話だった様に思います。このニュースで世の中の一部は結構涌いていた様に思います。なんだか夢のある話ですからね。
実用的には,NHKが昨年の広島の土砂災害の時,ドローンを飛ばして人が入れない地区の状況を中継した事が思い出されます。ドローンの輸入販売を手がけている方に伺うと,被災した原発現場で,ドローンを飛ばして状況を観察するという事も行っている様です。
このドローン,もの運び用が空を飛び交う様になるのはちょっと無理であるような気がします。多分撃ち落とすゲームがはやるでしょう。それをどのように回避するかが問題になります。
それよりも,前述の例の様に,限定的な地域で限定的な使い方をされるという物になるでしょう。建設現場とか,人が入れない危険な区域の取材や観察とか,限られた区域で,限られた目的で使われるでしょう。
そういう意味では,投資家が満足する程には,一般的にならない様に思います。
前出のドローンの輸入販売を手がけている方に聞くと,動画が撮れるデジカメをのせて飛ぶドローンは10万円くらいからあるらしい。この値段が1万円〜2万円程度になれば,個人持ちドローンとなって,ジョギングの様子を空中から撮影するとか,自分たちの野球やサッカーの試合を空中から撮影するとか,ある程度一般化するかもしれません。大人のおもちゃ程度に値段がコナレれば,需要はあるでしょう。小学生時代の顕微鏡の様に,2週間程ハマってその後見向きもしなくなるという物かもしれませんが・・・。
でもやはり,ドローンでの荷物の運搬は無理でしょう。技術的にできても,社会的には無理かと思います。でもラスト1マイル程度の運搬には・・・・・無理かなあ。
(写真は,今盛んにCMに登場するDeagostiniのドローンキット。毎週新しい部品が付属する冊子が発売される。Deagostiniのキットは,どれも完成するまでに10万円くらいかかるので,これもそのくらいかかるのかしら。)
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