今年の秋,ネットフリックスが日本に参入
映画やドラマをインターネットを通して配信するアメリカのサービス,ネットフリックスが日本に上陸する。サービス開始は今年の秋。
それに先駆けて,東芝はリモコンにネットフリックスボタンを付けたテレビを発売,パナソニックやソニーもねんないを目処にネットフリックスボタン付きリモコンのテレビを発売する予定。リモコンのボタン一つでネットフリックスを見る事ができる。
ネットフリックスの上陸で,既存のテレビ局が駆逐されるのではないかという話がネット上を飛び交っている。かつて私はこのブログで,テレビ局はネットに取って代わられると書いた事があります。それはもう10年くらい前です。
ネットの中を見ていると,そんな状況が現れる時代なのかとも思うのですが,実際のところ騒ぐ程の影響力があるんでしょうかね?
確かにリモコンにボタンがついて,視聴者がネットフリックスを選択し易くなったのは確かですが,考えてみれば聴取者にとっては新しいテレビ局が一つ増えただけだし,他のテレビ局もリモコンにボタンがついているんだし,なぜそれだけでネットフリックスが成功すると思っている人が多いのかわからないというのが本音です。まあリモコンにボタンがついていないよりはいいが,実際のところ既存のテレビ局と同じ土俵に上ったというだけの話です。
ネットフリックス自身が「テレビドラマは最も重要なコンテンツ」などといっており,それだけでテレビ局に負けているような気さえします。
まあ新規に市場に参入するという事で,それなりのやる気があるのだろうし,それを期待したいという事はあります。既存のテレビドラマを流す事にとどまらないで,制作会社から直接番組を買い付けるまでに育ってほしいですね。
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