タクシーが乗客から批評される〜ウーバー配車アプリ
米カリフォルニア州のベンチャー企業,ウーバーテクノロジーズが展開するタクシー配車アプリウーバー。
先日は,規制緩和によって雨後の竹の子の様に生まれた団体バスの事故を引き合いにだして,素人がアルバイトでタクシー運転手になるサービスは安全性の面で問題あるのではないかという事を書きました。
さてこのサービス,既存のタクシーと違う所があります。乗ったタクシーをスマホから評価する事ができるのです。5段階の星で評価するらしいのですが,これは既存のタクシーにない特徴の一つです。一般のタクシーだって,何か不満があればタクシー会社なり業界団体なりに訴える事はできるわけですが,なかなか敷居が高い。それが簡単ン伊できる。しかも悪かったではなく,よかった事を訴える事ができるのです。
これが有効に働けば,劇的にサービス改善が行なわれる可能性があります。ウーバーの運転手は会社に属しているわけではなく,個人個人が運転手になっているわけです。その個人運転手が評価される。それは別の人が乗る時の判断に使われるわけです。そうするとサービスの悪いウーバー運転手は敬遠され,淘汰されていく。
まあ一般人の評価というのは当てにならない事も多く,安全性の評価はしにくいなどの事はあります。また,評価は乗客の個性にも関係し,かなりの数評価を集めなければ,という事はかなりの時間をかけなければ一般的な話にならないという事はあると思います。
あくまで評価制度が上手く回った場合の話ですが,確かに運転手を乗客が評価できて,それを他の人が乗る時に参照できるというのは,かなり有益で面白い試みではあります。
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