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2015/07/17

川崎〜浜川崎貨物線跡 その2

45678 さて前回は,川崎〜浜川崎を結んでいた貨物線(国鉄どころか鉄道院と呼ばれた時代,大正時代の開通)の配線跡について,川崎市営日進町住宅まで辿りました。今日はその先を紹介しましょう。
 日進町住宅の建物自身が廃線跡に建っているわけですが,前回の橋台から日進町住宅の側道を通って先へ行くと,セブンイレブンがあります。セブンイレブンの前で川崎駅方向を振り返って撮影したのが最初の写真です。セブンイレブンのおくにある建物が日進町住宅。微妙な方向に建っていて,カーブを描く廃線跡に建っている事を物語っています。
 その先,浜川崎方向に向かって撮影したのが次の写真です。この道路が廃線跡ではなく,右側の建物群が廃線跡のようです。手前に普通の住宅が数軒ありますが,その先はふれあいプラザ川崎という細長い川崎市の施設になっています。その細長い様が廃線跡に建っている建物である事をしめしています。
 さらにその先が次の3番目の写真です。前の写真と同様に,浜川崎の方向に向かって撮影しています。相変わらず道路が移っていますが,廃線跡は右側の金網の中のようです。駐輪場だったと思います。
 その先,貨物線は京急電鉄本線を渡ります。渡った側から川崎駅の方向に向かって撮影したのが4番目の写真です。植物が繁茂してよく分からないかモしれませんが,レンガ造りの橋台が植物の間から見えています。大正時代の遺構ともなると,レンガ造りなのですね。
 さて同じ位置,つまり京急の線路際から浜川崎方向を撮影したのが最後の写真です。写真では余りはっきりしないかもしれませんが,カーブした駐輪場になっています。これが川崎駅からずっとカーブして現在の南武線浜川崎支線に続いていた貨物線の廃線跡です。奥の方に浜川崎支線の高架橋が見えています。
 最後に廃線跡の地図を示します。赤丸を打った場所は,記事や写真中に出てきた場所です。川崎駅方向からこの赤丸を辿ると,川崎駅(地図の右上にある川崎日航ホテルは,川崎駅東口南側にあるホテルですから,このホテルの少し北西側線路上が川崎駅になります)から南武線浜川崎支線へ漸近していく貨物線の位置が,地図上で分かると思います。

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