ギリシャでついにクレジットカード払いができなくなる
ギリシャの国民投票の結果,EUの緊縮策受け入れにNoの民意が示されたわけですが,これによってますます情勢は混沌としてきました。
実際のところ今回のギリシャの国民投票は,EUの緊縮策にNoといってもEU側がそれに配慮してくれるわけでもなく,Yesといわなくては何らギリシャの情勢は変わらないというものでした。それにNoと言ってしまった訳です。
ギリシャの経済破綻で,銀行が閉まって貯金をおろせなくなるなど,国民生活に様々な影響が出ている様です。クレジットカードも満足に使えなくなっているらしいです。
これは,経済危機で現金を海外の口座に避難させようとする国民の動きを危惧して作られた資本規制法によって,海外の主要オンライン企業へのクレジット払いが阻止されているという事で,AppleのiTunes,iCloud,ペイパルなどへのクレジットカード払いが規制され,実質的にそれらのサイトからの購入やサービスを受ける事ができなくなっているのです。
このネット時代に,これはなかなか厳しい。国家の経済破綻では,このような事が起こるのですね。
このほど,ギリシャのプライマリーバランス(基礎的財政収支)が10年ぶりに黒字化したという事ですが,日本はまだ赤字のままです。なんだか前述の不便な国民生活について,明日は我が身か?という気分になるではないですか。
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