大阪府の中学一年生拉致殺害事件
中学一年生の男女が犠牲になった大阪府の拉致殺人事件の容疑者が捕まりました。
容疑者は,過去に複数の男の子を拉致してガムテープで拘束し,連れ回した事がある45歳の男でした。
この事件を考えてみると,現在と私が子どもだった頃の違う点は,
1.夜中に子どもが出歩いている
2.防犯カメラが発達している
3.加害者となりうるかどうか分からないが,
「おかしな人」の情報が,地域で共有されていた。
1については,今は出歩く場所(コンビニなど夜中も営業している場所)があるし,大人が「早く帰りなさい」などと声をかける事はないという点が昔と違っています。私が子どもの頃,交通繁華な駅前に自転車で行った事が,駅前で私を見かけた近所のオバサンから親に通報されてしまったという事がありました。私としてはウザイ出来事でしたが,大人の目で守られていた事は確かです。
2については,目撃証言だけでの捜査なら,こんなに早く犯人にたどり着かなかっただろうと思います。ただ,今回の様な事件の「防犯」という意味からは,殿程度役に立っているのだろうとも思います。まあ同じ様な事件が起こる事を防いでいる事は,事件が起こらない場合は分かり難く,実は犯人側へのブレーキになっているのかもしれないが・・・。
3については,いい面もあるし悪い面もあります。村八分のような情況を生む事もあるでしょう。ただ,「近所のおかしな人」の情報は子どもにも共有され,そんな人に近寄らない,声をかけられたら逃げる,そんな人に会う必要があるのならば,親とか少なくとも屈強なガキ大将と一緒に会ったという事はあります。「そんな人に会う必要がある」というので思い出すのは,私が草野球で外野で守っている時に,球を取り損なって問題の家にボールが入ってしまった時の事です。取りにいかなければならない時,自陣のガキ大将と対戦相手のガキ大将の二人が付いてきてくれたという事がありました。
でもどうなんでしょうね? 事件全体は過去に比べて減っていると思いますが,今回のような,いい歳の大人が子どもを拉致して死亡させる事件は,過去に比べて多くなっているのではないでしょうか?
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