新潮社が図書館に対し,1年間の貸し出しの猶予を求める
以前このブログに,大手出版社や作家等が,発売から一定期間は,図書館での新刊本の貸し出しを止めるよう求める動きがあるという話をアップしました。
最近も新潮社が,「本の売り上げが減っているのは図書館の貸し出しの増加が一因である」として,一部の新刊に限って図書館に対し1年間の貸し出しの猶予を求める考えを明らかにしたというニュースがありました。
この出版社側の動きの背景は,上にリンクした以前の記事を見ていただくとして,たしかに出版社側の気持ちも分からないではありません。
しかし図書館を利用する人は間違いなく本好きの人で,本を読む習慣を阻害して,出版社は将来の客,あるいは大事な客を逃がしているのかもしれないとも思います。
ある程度広い心を持って,これらの人々に対応しなければ行けないと思います。まあこの出版不況で,そんな事を言っていられないという事なのかもしれません。
私は最近,もっぱら電子書籍で本を読んでいますが,どうも書籍の販売統計には電子書籍の売り上げが反映されていないらしいのです。それで販売数が減ったといっても,全く実態を反映していないと思います。
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