東海道貨物線の事
昨日紹介した京急大師線の廃線部分は,旧塩浜操車場,現川崎貨物駅建設のための廃線でした。このJRの貨物線は,東海道貨物線の一部分です。
東海道貨物線は,東京港区の浜松町駅と神奈川県小田原市の小田原駅を結ぶ,JR東日本東海道本線の貨物支線および複々線区間,南武線の貨物支線の通称です。
浜松町駅から東海道線の海側を通り東京貨物ターミナル駅へ至り,さらにその先は,中央卸売市場大田市場付近からトンネルとなり,羽田空港の西側を通り,この川崎貨物駅に至ります。その先は南武線浜川崎支線の浜川崎駅へ。浜川崎からは南武線浜川崎支線に沿って八丁畷駅まで進み,そこから南武支線を離れて東海道線鶴見駅付近へ。そこからしばらく東海道本線に沿って進みますが,生麦付近から東海道本線を離れ,陸側の横浜羽沢貨物駅を経由して東戸塚駅付近から再び東海道本線に沿って,小田原駅へ至ります。
東京都営地下鉄大江戸線建設の為に,浜松町駅と東京貨物ターミナル駅間は休止され,大江戸線が開通してから現在まで休止されていると聞いていました。いつから休止されているのだろうと思って調べてみると,1986年の汐留駅廃止に以来一旦運行を止め,1990年から浜松町駅初のカートレインの走行路線として復活しましたが,それも1998年にはカートレインの運行中止によってこの区間に列車が走らなくなりました。
浜松町−東京貨物ターミナル間の休止は,もっと最近の様な気がしていましたが,もう17年も経っているんですね。
今回貼った最初の写真が,川崎貨物駅上の跨線橋から撮影した写真で,東京方面を見たところです。中央付近の地下への入口が,長いトンネルの入口だと思われます。
この跨線橋から反対の横浜方向を見たところが,次の写真です。
| 固定リンク
コメント