インドに新幹線を
インド政府は,インド西部ムンバイ―アーメダバード間(約500キロ)で計画中の高速鉄道に、日本の新幹線方式を採用する方針を固め,12日にインドで行われる安倍首相とモディ首相の首脳会談で合意する予定との事です。
日本政府は、総事業費約9800億ルピー(約1兆8000億円)のうち,1兆円規模を円借款で供与する見込みです。
この莫大な円借款について,結局金をかけて売ったとか,返してもらえるのかとか,色々批判があるのですが,インドに対する日本からの援助は,もちろんこれが初めてではありません。
インドは終戦後,日本の戦争賠償の放棄をいち早く宣言して連合国内にその流れを作ったり,東京裁判ではインド人判事だけが日本を擁護したり,そのパール判事が南京事件について,「その物語のすべてを受け入れる事は困難である」と主張したり,とにかく日本が苦しいときに良くしてくれたからというので,日本のODAのようなインドに対する対外援助は世界のどの国よりも多額だと思いますが,今回の援助もその一環ですね。まあ歴史的には,日本軍がインドの対英独立戦争を支援したという事がその前にあるわけです。
インドでは,独立戦争当時の事,戦後の莫大な日本からの援助の事が学校で教育されていて,インド人の親日感が代々受け継がれているそうです。
インドに関しては,莫大な援助も,お金の事だけじゃないという事ですね。
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