スキーバスのダンピングはなぜ?
軽井沢の一般道で起こったスキーバス事故。15人の若い方々が亡くなった痛ましい事故でした。その原因として,曲がりくねった下り坂で,ブレーキの使い過ぎのためにブレーキが利かなくなったとか,トランスミッションがニュートラルに入っていたとか,大型に慣れていない運転手の運転ミスが指摘されています。
一方,旅行社によるバス会社へのダンピング慣行も指摘されています。以前のバス事故に鑑みて国が設定した貸し切りバスの基準運賃を下回る例が3〜4割を占めているという事です。
この慣行が今でもまかり通っているのがよくわかりません。外国人観光客の増加で,観光バスが足りないと,随分前から報道されていました。需給関係から言えば,値段はバス会社主導ではないのだろうか?
先日入ったファミレスの隣席のお客さん.運輸関係のアルバイトと管理職らしい。管理職が最近の運送業事情についてアルバイトにレクチャー中。曰く・・・,
運ぶべき荷物はたくさんあるが,車がない。人手よりトラックが問題。
輸送費も上がっている。今朝相模原からどこそこ(忘れた)まで,去年と同じ4万円で運んでくれという電話があったが,今の相場では5万円。そもそも車がないから,断った。
車を増やそうという話はあるが,いつまで続くかわからないし,車を増やすまでいかない。運転手も増やさなければならないが,車はとにかく,人は簡単にやめさせる訳にはいかないから。
運賃が上がっているから,君の様な大学生を高級で雇えるんだよ(ここでニヤリ)。
なぜ観光バスはトラックの様にならないのでしょうね? 「これから」バス会社の旅行会社に対する復讐がはじまるのでしょうか?
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