インドネシア,ジャカルタで発生したテロ
1月14日にインドネシアの首都ジャカルタで発生した同時多発テロは,ISが犯行への関与を主張する声明を出しました。といっても,中東のIS本体が出した訳ではなく,インドネシアのISシンバの声明らしいですね。
国民の80%以上がイスラム教徒,その99%がスンニ派というインドネシア。
ヨーロッパのようにイスラム教徒が少数派として差別されている訳でもない,中東のように2宗派が拮抗して宗派対立が深まっている訳でもない。そんなインドネシアでどうしてISシンパのインドネシア人がテロを起こすのか不思議だったのですが,結局穏健である事,世俗国家である事がいけないという事らしいですね。
インドネシアでのテロに対して,「イスラム教徒が多いからテロの素地があるというのは間違いだ」とういう方もいるのですが,イスラム教徒であるにもかかわらず穏健である事や世俗的である事がテロの動機になるのならば,誤解を恐れずに言うと,「イスラム教徒が居ればテロの素地がある」といわざるを得ない様に思ってしまいます。
穏健であってもテロが起こる。ヨーロッパのようにイスラム教徒が少なくてもテロが起こる。中東のようにイスラム教徒が多いと宗派対立でテロが起こる・・・。イスラム教に対して何も悪い感情を持っていない私でさえ,残念ながらそう思ってしまう。
一般のイスラム教徒の方々には,迷惑な話ですね。
そんな折,翌15日には,西アフリカのブルキナファソの首都のワガドゥグで,国連職員や欧米人がよく利用するホテルとレストランが襲撃を受け,少なくとも20人の死者が出ているというテロが発生しました。
ヨーロッパ,アジア,アフリカ,もちろん9・11はアメリカで,世界各地でテロが頻発しています。グローバル化するイスラム絡みのテロ。第三次世界大戦が起こるとしたら,次は宗教を原因としたものかも・・・・・などと思ってしまう程です。
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