北海道新幹線の憂鬱
以前,小田栄駅開業の記事にちょこっと書いた様に,北海道新幹線が3月26日に開業します。
3月9日に発表された数字ですが,開業日から4月3日までの北海道新幹線の予約率が25%だそうです。開業3週間前に25%とは,思ったよりいいですね。たしかJRが想定した乗車率は26%程度のはずで,開業日までにはこれをクリアできますね。まあ最初ですからね。「乗ってみる」人もいるでしょう。
この新幹線,鉄の私としては残念ですが,実はあまり成功しないと見ています。
列車を選ぶか飛行機を選ぶかを考えると,せいぜい列車で4時間圏内なら列車を選ぶと思います。ちょうど東京から函館北斗までがその時間です。これより先,例えば札幌まで新幹線が延びたとしても,東京から列車で・・・という客はそうそういないでしょう。
ならば,東京からの客は函館までしか新幹線で来ないと初めから考えて,函館駅は函館に作るべきでした。北斗市にある函館北斗駅から函館まで連絡列車で20分かかるのでは,東京からの客を列車に乗せるのはちょっと厳しいです。
将来札幌まで新幹線が延びたとして,東京からの客が時間の点で見込めないとすると,あとは東北,道内の客がどのくらいいるかですがねえ・・・。
札幌から先,富良野,網走,知床などへ延びれば,函館観光の客が道内を新幹線でそれら地域まで足を伸ばさないとも限らないのですが。そんな場合,道内利用は思い切って安くするなどの対応が必要だと思いますが。
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