川崎中一殺人事件,二人目の加害者の刑が確定
昨年2月に起こった川崎市の多摩川河川敷における中学一年生が刺殺された事件,その2人目の加害者の裁判は3月14日に結審し,4年以上6年半以下の懲役が申し渡されていましたが,控訴期限の3月28日までに被告側,検察側双方が控訴せず,被告少年の刑が確定しました。
この被告少年は,加害者側3人のうちで最も被害者少年と親しく,被害者少年の死を最も悲しんでいたといいます。中一少年が殺害された現場の河原には,現在でも毎月命日の20日になると,かつての中学の同級生や近所の人々が花を供えにやってくるそうです。
被告少年は,犯行当時,母親のアメリカ人との再婚話が持ち上がり,アメリカへの移住の話などもあって心理的に不安定だったとも言われています。主犯である18歳の少年と同じく,別の事件で保護観察中の身であり,主犯少年との接触を禁止されていた最中の犯行でした。
裁判では被告少年側は,家庭裁判所へ差し戻し,少年院での更正を申し立てていましたが,刑務所での懲役に決まりました。
最後の三人目の加害者,18歳の少年の裁判は,5月19日からおこなわれることに決定しています。
| 固定リンク
コメント