日本は「下り坂」?
ネット上に,日本が「下り坂」にいるという対談が載っていました。
若者達はあのすさまじい高度経済成長期も,その時代,家にこれまでなかったテレビが入り,洗濯機が入り,掃除機が入り,冷蔵庫が入り,ゲーム機が入り,パソコンが入り・・・,それも単に買ったというのではなく,これまで世の中になかったものが作られて家庭に入ってきた・・・,という時代,先の東京オリンピック開催による世の中の変わりよう,オリンピックと重なった新幹線の開通や高速道路の開通,さらには我々の年代にとっては結構最近の話と思えるバブルの頃も知らない。
それでいて,大人が考えるような「下り坂」という認識を持つのだろうか? この対談のような記事を読んで,他人から「下り坂」という意識を植え付けられるかもしれないが,私たちのような感覚で「下り坂」を感じているのかどうか,私は疑問に思っています。
おじさん,おばさんたちの語ることが彼らに伝わり,あまり実感もなしにそう思い込まされている,そしてそれで奮起する若者がいると同時に,はじめから諦めて何もやらない若者がいて(その方が,その時だけは楽ですからね),若者の間の格差の増大をさらに招いている,そんな構図が見えてきます。
まあ,いつの時代でも,危機意識があっても何もやらない人はいますけれどね。初めから「オレがやっても・・・」と諦めている・・・。
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