アメリカのダラス連続狙撃事件
7月7日夜に発生したアメリカの連続狙撃事件。テキサス州ダラスで警察官が12人撃たれ,5人が死亡した事件です。現場で死亡した容疑者は,黒人のマイカ・ジョンソン容疑者。
ジョンソン容疑者は以前に米陸軍に所属し周囲の人とあまりつきあいがなかった事,狙撃の後で立てこもっている間には,黒人男性が警察官に相次いで射殺された事件に怒りを表し,「白人警察官を殺したい」という趣旨の発言をした事,また単独犯だと表明したという事が報道されています。
アメリカの銃社会,人種差別社会が表面化,顕在化した事件ですね。
さらにアメリカで最近進行してきた貧困化の進展・格差の拡大。それが忍耐力の弱体化・忍耐力欠如の進行の原因でしょうか?
経済は先進国の中でも堅調といわれているアメリカ。経済がよくても格差が拡がり,社会が乱れる。中東のテロや発展途上国での犯罪では,経済力さえ付いていけば・・・と言われる事が多いのですが,経済大国,しかも先進国の中でも経済は堅調なアメリカでも犯罪が起こる・・・。
世界を見ると,他国からの移民流入の排斥が目的の一つであるイギリスのEU離脱。そして昨今の日本の格差拡大,切れやすい人々の増加情況,それが元で起こる他人を顧みない凶悪犯罪。上述のアメリカの動きは世界の,そして日本の状況と重なります。
今回,それ以上の危険を冒すことなく狙撃犯に対処するために,「爆弾ロボット」を使用して容疑者を爆死させました。
今回は警察が犯人側に使いましたが,今後襲撃側もロボットを使う様になるでしょう。つまり,ロボットとロボットの闘い。しかし結局AI同士では決着がつかず,再び人が戦闘を行うことになるでしょう。ガンダムもAI操縦ではなく,人が操縦する理由が設定されていますが(なんとか粒子という・・・),AIを無力化する技術も発達して,ロボットは役に立たない時代がくるでしょう。
だから結局,人同士が殺しあうことになるでしょう。ロボットとAI技術の未来も,犯罪や戦闘は今と同じ,人が起こし人が戦うという事です。
(写真は映画のワンシーン)
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