米アイオワ州,2030年までに必要な電力を完全に再生可能エネルギーでまかなう
米国アイオワ州電力公社が,2030年までに100%再生可能エネルギー化を達成させる見込みだと発表したとの記事が,ネット上で流れていました。必要な電力は,主として風力発電でまかなうようです。
水力発電機器の製造に携わっている知人によれば,風まかせ,太陽任せの再生可能エネルギーの調整のために、同じクリーンエネルギー仲間の水力発電が大忙しだそうな。
日本ではこれまで顧みられなかった小規模な河川にまで水力発電所計画がたくさん持ち上がっていて,猫だけでなくネズミの手も借りたいくらいだとか。
アイオワ州くらいの規模になれば,どこかで風がやんでいてもどこかでは風が吹いていて,全体的には電力は足りるということになるのでしょうか?
そうだとしても,余裕を見てかなり発電所をたくさん作らないといけないんでしょうね。
一般的に言われる電力予備力とはまた違った意味での予備ですね。予期せぬ需要が急に発生した時のためにいつもスタンバイしておくのが現在の予備力でしょうが,それとは別に、発電できない発電所の存在が予想されるために,それをカバーする発電所という意味での予備。
無駄が多いとは言えるのでしょうが,火力,原子力など,再生不可能なエネルギーをやめるというのは,そもそもそういうことで,そんな無駄は容認するという前提ですね。
(写真は,フリー写真素材サイト「足成」より。)
| 固定リンク
コメント