石破元防衛大臣が国防について語る
ネット上に,元防衛大臣,石破氏へのインタビュー記事がありました。これは興味深いインタビューですね。「シン・ゴジラ」をネタとして,国防や国家について語っているインタビューです。
我々の世代では,おそらく学校教育の弊害から,戦争とか国防というと議論の前に悪としてかたずけられて,まともな議論の対象にならない,もう生理的に忌避する傾向があるように思います。
そんな私のような世代が未だにはびこり,議論ではなくデモなども起き,そんな親やさらに上の世代に若者も影響され巻き込まれていく・・・。
一度そんな世代は黙ってみたら?
上の世代の影響を全く受けない上に,シールズの様な若者が出てきたら,それはそれで心強いではないですか?
星新一氏の掌編に「白い服の男」という作品があります。子供が「セをやろうよ」とか「セ」と言っただけで警察が飛んでくる国を描いた作品です。「セ」については,その概念を抱いただけで取締りの対象になるらしい。はじめは「セ」とは何か読者には分からないのですが,最後に「セ」とは「戦争」の事,子供が言ったのは「戦争ごっこをやろうよ」という意味だった事が分かります。
「戦争」という言葉に異常に反応し,口に出してもいけないという世界。
この作品を読むと,星新一はそんな世界を望んでいなかったという事が分かります。
(写真は,フリー写真素材サイト「足成」より。)
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