埼玉県東松山市の日本セメント専用線,高坂駅付近
先日,埼玉県高本の日本セメント専用線跡のうち,終点である高本付近を散策した事をアップしました。
さて今度は,この専用線が東武東上線から分岐する,高坂駅付近に行ってみました。
高坂駅を線路伝いに北へ歩いていって,振り返って駅の方を見た写真が次のものです。
奥の方に高坂駅が見えます。その西側の線路,越生線部分が北へ延びる感じで専用線跡につながっています。この専用線が生きていた時代には,高坂駅には貨物用の側線もあったと聞いています。
さて,その専用線跡に沿って写真とは反対方向,つまり駅から離れる様に北方へ歩いていくと,やがて次の写真の様に,東上線本線が右へ,専用線が左へ別れる地点に達します。下の写真では,東上本線が右へカーブしているのに対して,専用線がまっすぐ進んでいる様に見えますが,すぐ向うで左へカーブしています。
さてそのカーブの先,さらに専用線に沿って歩いていくと,側道がT字路になって途切れ,専用線はさらに奥へ森の中へカーブしながら入っていきます。
この森の奥に県道344号線が走っており,専用線は少しの区間344号線に沿って進む事になります。つまり先日の記事の最後の写真(GoogleStreetView写真)に繋がっていきます。
さて,前述のT字路のところで,駅の方を振り返ると,専用線跡に工事中の看板がおいてありました。曰く「遊歩道用地の管理作業をしています」。先日の記事にも書いた様に,現在この廃線跡は東松山市が所有しており,やがて遊歩道に生まれ変わるのです。まだ遊歩道の工事を行っているわけではなく,草刈りとか廃物の処理などを行っているのでしょう。現場には作業車や工具がおかれているわけでもなく(休日だった為でもあるが),具体的にどんな作業が行われているのかは分かりませんでした。
先日の記事で,「廃線跡はセメント会社から東松山市に無償譲渡され,市がきちんと管理しているのだろうと思われます。」と書いたのですが,この看板がその証拠というわけですね。
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