東京北部で大停電
一昨日,10月12日夕方に起きた東京北部の停電は,一部交通信号,西武鉄道などを巻き込み,東京11区で電力供給が止まったようです。霞ヶ関の官庁街も停電し,記者会見中に電気が消える映像がテレビで流されていました。私はといえば,この時横浜に居たので,特に影響はありませんでした。原因は地下に敷設されたケーブルの発火によるとの事ですね。
私は別の事を調べていて,2006年8月にも東京で大きな停電があった事を知りました。この時のことを私がこのブログに書いていたのです。
https://alice.cocolog-nifty.com/alice/2006/08/post_df15.html
お盆休みの時で,このときも私は長野にいて停電を経験していません。この時も鉄道の不通や交通信号の消灯などがあったようです。
この時も2時間程度で復旧し,ニューヨークのように長く続く停電が起こらない東京をブログで絶賛していますが,今回の停電では,古いケーブルの放置などが槍玉に上がっています。まあ当時のブログによれば,2006年では「都会のもろさを露呈した」と報道されていますが,東京電力のイメージが2006年の時に比べて悪くなっている昨今,マスコミは東電批判に向いているようです。
ところで,元参議院副議長の山東昭子議員は,テロ等の心配から,「あまり情報開示しない方がいいのでは?」と言いましたが,変電所の詳細は場所や送電線ルート図などは確かに開示する必要は無いかもしれません。
しかし,テロを起こす側では,このような情報は入手した上で計画するでしょうから,開示してもしなくても,同じかもしれません。
事故から1日経って,10月13日に警察や消防が現場検証する予定だったらしいのですが,現場では水や消化剤が2mも溜まっており,まだ熱も相当あって,現場に入れなかったとの事。という事は,復旧した跡は事故現場を通って通電していないという事です。インフラの混乱はあったとしても,電気は2時間で復旧,別のルートで送電ができているという事になると,テロリストもここを攻撃してもたいして効果ないと判断するのではないかと思います。
(写真は,フリー写真素材サイト「足成」より。)
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