リアル書店は消えるのか?
ネット上に,「リアル書店は消えるのか」という記事がありました。
このテーマのは,繰り返し報道されています。昨今,小さな街の書店は廃業し,都市の大きな書店も営業が厳しくなりつつあるようです。それがネット書店や電子書籍の台頭によるところが大きいのは,想像に難くありません。
今から12年も前になりますが,このブログにリアル書店の衰退とネット書店の台頭,それに伴ってリアルな書店は将来どのような存在になっていくのかを書きました。そこに書いた考えは,今でもかわりません。私は,リアル書店はネット書店のショーウィンドウになると考えています。
リアル書店へ行って,「何かないかな?」と,並べられた本の中から手にとって購入する。このような需要はいつの時代でも常にあります。
しかしながら,本を手にとって買おうと思った時,「これ,電子書籍になってないかな?」とおもむろにスマホを取り出すということがありえます。
だから以前から私は,リアル書店は残念ながらネット書店のショーウインドウとして生き残るしかないと思っているのです。
単独で書店としては生き残れず,ネット書店の系列店として生き残る・・・・・。
アマゾンはアメリカでリアル書店を開店し,それをチェーン展開していこうとしています。
前述の記事に登場している丸善ジュンク堂は,電子書籍も扱うネット書店hontoと同じ系列(大日本印刷系)のリアル書店です。
だから,hontoのショーウインドウ。そんな形になるのでしょう。
だからリアル書店は大都市にしか存在しない。
かつて小さな街にも必ずあった映画館が,大都市のシネコンでしか存在しえなくなったように,時代は変わっていくのでしょう。
(写真は,フリー写真素材サイト「足成」より。)
| 固定リンク
コメント