比企丘陵の岩殿観音へ行きました
埼玉県比企丘陵の岩殿観音正法寺に行きました。養老2年(718年),今から1300年前に創建され,鎌倉時代初期に源頼朝の命で比企能員が復興した真言宗智山派の古刹です。頼朝の妻北条政子の守り本尊だったとも伝えられているそうです。
行ってみると,山寺という感じの寺でした。非常に雰囲気のいい寺でした。
山門までの参道は石畳になっており,その昔,その両側には宿坊や店が並んでいた様です。繁栄していた往事をしのび,宿坊跡には当時の屋号が掲げられていました。
本堂の横から長い階段が上へ伸びていましたが,そこを上がると大きな通りに出ました。時に忘れられた空間から現代へのタイムスリップの様でした。
写真の解説をしましょう。
1.本堂の遠景
2.山門。この山門の中に下の写真の仁王像があります。運慶作と言われていましたが,運慶の仁王像は江戸時代に消失し,その後再建されたものだそうです。
3.鐘楼。茅葺きの鐘楼は味わいがあります。
4.本堂脇の崖下にある石仏群。四国八十八ヶ所の写本尊であり,四国八十八ヶ所を参拝したのと同じ御利益が得られるそうです。
5.境内の大イチョウ。推定樹齢700年を越えるそうです。周囲は10m以上,まるでジブリのアニメにでも出てきそうな大イチョウです。根っこの絡み具合が圧巻で,いかにも長く生きてきたという事を実感するイチョウでした。
6.ぼつぼつ紅葉の季節でした。
(上の写真は,クリックすると拡大します。)
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