アメリカのベストセラー「ブロックチェーン・レボリューション」
アメリカでベストセラーになったという「ブロックチェーン・レボリューション」。ビットコインの基本技術であるブロックチェーンについて書いた本です。
ブロックチェーンについては,私は社会的に大変労力とコストと時間がかかるシステムだと思っています。ブロックチェーンに新しい取引を追加する事,それをマイニングと呼びますが,それを行うにはスーパーコンピュータを動かさなければならない状況になっており,その使用電力たるや莫大で,だから電力の安い国,中国でもっぱら行われています・・・というか,中国でしかできなくなっています。しかし
そこら辺のところを知りたくて,この本を読んでみました。
私の疑問「ブロックチェーンは社会的に大変労力とコストと時間がかかるシステムではないのか?」についてちゃんと言及していました。
矢張りブロックチェーンのプルーフオブワークはコストがかかるシステムと言わざるをえず,コスト問題を回避するには,別の仕組みに変えざるをえないようですね。
リップルなどはマイニングではなく承認者を置くシステムを考えているようで,普通の承認システムとどう違うんだろうということになるようですwww。
将来コンピュータ技術(主に冷却技術)が発展すれば,少しはプルーフオブワークのコストも下がるのではないか,程度の事しか言えないみたいです。
この本は,そんなブロックチェーンの欠点も書いてある本であるところが秀逸です。でも,ブロックチェーンの「明」の部分のきらめきに目がくらみ,どのくらいの人が「闇」を認識するのでしょうか?
ちなみにこの本,電子書籍化されています。
| 固定リンク
コメント