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2016/12/01

WELQが非公開化された

Welq2 昨日書いたWELQが,全面的に非公開化されました。
 「医学的根拠に基づく監修を順次行い、WELQ編集部名義で記事を掲載していく方針です」という事だが,DeNAのサービスとして意味あるのかな?
 DeNAのキュレーションサイトは,編集部が書いた記事に加えて,外部に依頼したライターが書いた記事,一般ユーザーによる自由投稿による記事掲載も可能な形で運営している事に意味があるわけで,要するに人の命に関わる医療系には適さないという事で,専門家が検閲した上で記事を載せるという,そこまでしてDeNAのキュレーションとして医療情報を提供する必要があるのでしょうか?
 同じシステムのDeNAのキュレーションサイトで,インテリアや雑貨などを扱うiemoというのがありますが,その程度ならそれはそれで,外部ライターを使い,一般の人も上手く使ってキュレーションサイトを作っているという事で,一つのやり方だと思います。
 DeNAのキュレーションサイトの場合,noteやブログの様な他のサイトに書いた記事をもってくるのではなくて,一種のブログであるサイト本体に記事を書くというスタイルです。DeNAのキュレーションサイトもコメントを付けられれば,様々な見識(や非見識www)がその記事に集まって,より充実すると思いますがね。コメントにより元記事が指摘され,記事が単なるコピペである事も明らかになって,そんなコピペ記事がなくなるかもしれません。
 このコピペ問題は内容の不確かさとは別に存在します。ブログ的にサイト本体に記事を書く方式では,起こりがちな事です。他のサイト記事へリンクを貼るスタイルのキュレーションサイトでは起こり難いのですが,キュレーションサイト本体に記事を書く方法では起こりえる。前述の様に,批判のコメントが書けるのなら,それを指摘されて是正されていく可能性もあります。
 まあ要するに,DeNAのキュレーションスタイルは,「暮らしの知恵」的な事にはなじむけれど,医療系にはなじまないという事だけだと思います。
 WELQはさっそくネット上で魚拓をとられている様ですが,本体が公開されなくなって,魚拓サイトをにて身体に異常が起こった場合,魚拓サイトの責任にされる可能性がありますね。魚拓サイトは,既に本体では公開されなくなった不確かな情報である事をくれぐれも伝達できるようにしてほしいですね。

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