若者が車を所有しなくなった?
ネット上に,「若者が車を所有しなくなった6つの理由」という記事がありました。「若者が」といっても,この記事はアメリカの記事の翻訳らしく,アメリカの事情を述べたものです。しかし日本でも,最近の若者は車に魅力を感じなくなったという記事はずいぶん前から出ています。
6つの理由とは,
1. ステータスシンボルの変化
2. 時間が占有される
3. 他のオプションの増加
4. 自動車の存在自体がノイズになる
5. 自動車所有は費用対効的に非合理的
6. ミニマリズム主義のトレンド
これはいちいちもっともです。1のステータスシンボルの変化というのは,フェラーリやランボルギーニといった派手なスポーツカーに乗っても,ステータスシンボルとみなされず,むしろ痛い人と思われるという事です。これは「変化」というより,私の中では物心ついたころから車をステータスシンボルと思っている人は「痛い人」という感覚があり,近寄るのは止めようという感覚があります。
6にしても最近の「断捨離」ブームにも通じているように思います。
2~5は,正にそのとおりという気がします。車に時間をかけたくない,車を持てば運転するだけではなく,車内清掃,洗車,ガソリンを入れる・・・,そんな仕事が付きまとう。
それをしなければ車で移動できないのなら仕方ないと諦めるのですが,今はそれをしなくても車に乗る手段があります。タクシー,カーシェア・・・・・。
私は主に目的地近くの駅から車を利用するためにカーシェアに登録していますが,毎月自家用車にかかる費用の1/4程度の金額しかかかりません。必要なときにいつも乗れるとは限らない事に眼をつぶれば,車を所有するよりも金銭的には負担が少ないのです。
もちろん,車好きな人はいるでしょう。そんな人は洗車だって楽しいと思えるかもしれません。
ただ,そんな若者は減ってきているという事ですね。
(写真は,フリー写真素材サイト「足成」より。)
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