東京世田谷「つりがね池公園」
東京世田谷の「つりがね池公園」は,昔からある湧水池です。
その昔雨が降らずに農民が困っていた時,この辺りにあった寺の僧が釣り鐘を抱いて池に身を沈め,雨を降らせたという故事にちなむと言われています。まあ池の名前の由来については,諸説ある様です。たとえば,水流ヶ根(つるがね)が語源だという説もあるようですね。
この池はもう何十年も前に来た事があり,初めて訪れたときはこの池の湖尻から近くの仙川まで,開渠の川が続いていた様に思いましたが,今はほとんど暗渠となって,道路の下に埋もれています。最後の写真は仙川に口を開いた池からの暗渠です。その一つ前の写真が湖尻。その前の写真は湖尻の反対側。池の中央部分に橋が架かっていて,その橋の上から撮影しました。
もう一つ前の写真に,その橋と赤い社が写っています。冒頭の写真は,その橋のたもとにある公園名の標識です。
昔は辺りの林と共に景勝地として有名だった様ですが,今では住宅地の中の狭い公園となってしまいました。狭いといえば,何しろ公園のほとんどを池が占めているというか,池とそのほとりの遊歩道しかない公園です。今では池の水は処理された水だと思いますが,なかなかきれいな水です。
小田急線の祖師ケ谷大蔵から歩いて15分くらい。池の近くまで,小田急バスで世田谷区のコミュニティーバスも運行されています。
池の辺りは窪地になっていますが,東京というのは結構このようなちょっとした高低がある地形の場所が多いですね。
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