民泊被害のリアル
ネット上に,「民泊被害のリアル」という記事がありました。民泊については,イギリス在住イギリス人の知人から以下の話を聞きました。
イギリスではなく,大陸の話だそうですが,アパートメントの空室を民泊にしたら,本来の住人が様々な被害を被り,住環境が悪くなってみんなそのアパートから出て行ってしまったそうです。
そんな状況は結局アパートメント一つに限らず,その地区全体がそんな事になり,住民の居ない民泊地区になってしまったという事です。
私はだから,民泊は特区的な地域を限って普及すべきだと思っています。おそらく放っておいても,完全民泊地区になっていくでしょうwww。
しかしつまるところ,民泊によってアパートから本来の住人が出ていってしまうのならば,民泊は空いている部屋を貸すという本来の形ではなく,建物全部が素泊まりのキッチン付きのホテル(たとえば「東急ステイ」という形式がありますね。それに京王は民泊ビルを大田区に建てました。)になってしまうのだろうと思います。それならば特区である必要がない。それならば,同じ建物の住人と余計な争いを起こさない。
結局「空いている部屋を貸す」という形式は,個人の自宅の空き部屋を貸す(その建物に住んでいるのは大家だけ)というものだけにならざるを得ないように思います。
イギリスのB&Bや日本の民宿がそんな形式ですね(B&Bや民宿は食事を提供しますから,素泊まり基本の民泊とは少し違いますが・・・)。
建物まるまる民泊施設(素泊まり台所付きのホテル形式)か自宅の一室に泊めるという形式しか,結局「民泊」というのは世界的にも成立しないのかもしれません。
(イラストはフリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。)
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