23区の大学、定員規制へ…東京集中の是正狙う
最近「政府は東京23区内にある大学の定員増を原則として認めない新たな法規制を設ける方向で検討に入った。」という記事を読みました。
若者の東京への一極集中を是正して地方の活性化を図るためで,6月に閣議決定する予定の「経済財政運営と改革の基本方針」に盛り込み,来年の通常国会にも関連法案を提出するというものです。
まあこのような不自然な政策はうまくいかず,さらに地方の疲弊を招くだけだと思いますね。若者が「東京へ行きたい」のではなく,「東京に大学があるから東京に行かざるを得ない」というのなら確かに大学を地方に置けばいいでしょう。でも本当にそうなのでしょうか? 若者が東京へ行きたいのならば,全く若者の意に沿わぬ事を強いる愚策です。
またそもそも,23区の大学は敷地などの関係で拡張は難しいし,大学の定員を増加させるには近郊にキャンパスを置かざるを得ず,23区にしぼっては効果はないでしょう。
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