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2017/07/10

井上靖の「私の西域紀行」

Seiiki 先日報告した様に,沢木耕太郎の紀行「深夜特急」を読んで,次に何を読もうと考えて選んだのが井上靖著「私の西域紀行」です。
 シルクロード沿線,中国西域は,中学生の頃ヘディンの「さまよえる湖」を読んで以来いつかは行ってみたいと思っていた場所です。小中学生の頃読んだ本によって,いつか行ってみたいと思う場所等のがいくつかあって,その中の一つ,「バスカビル家の犬」により触発されたイギリスダートムーアへは,2012年,2013年に行ってきて,おそらくまた行くと思います。そして「西域」。さまよえる湖ロブノール,その湖畔に栄えたという桜蘭王国とその後継王国鄯善,精絶国,亀茲国,疏勒国,天山山脈,崑崙山脈・・・。その名を見るにつけ行ってみたい思いが募ります。
 そんな西域の旅行記。沢木耕太郎氏の「深夜特急」に描かれたヒッピー旅行は,現実的には今私にはできないとして,この井上靖氏の西域紀行の旅は,ことによったら私でもできるかもしれないというものです。西域の風景,人々,事情・・・,「深夜特急」ほどディープでないだけ私には現実感があります。
 この本で,井上靖氏のこの紀行以前の西域に関する小説が,全くの想像と文献を元に書かれていたと知って驚きました。

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