稲田防衛大臣の応援演説問題
稲田防衛大臣の都議選候補の応援演説が物議をかもしています。「防衛省,自衛隊,自民党としてもお願いしたい」という発言が公職選挙法の地位利用に該当するのではというわけです。この稲田防衛大臣の発言を巡って,マスコミや野党の攻撃が続いています。それがウザイと感じる事もあるのですが,やはりそれは必要な事だと思います。
最近,田原総一朗氏がある座談会で,「満州事変も日中戦争も、朝日新聞をはじめとしたほぼ全てのマスコミが万歳だったこと。弾圧があったわけではなく、みんなが万歳だった。弾圧が始まるのは、日中戦争が始まってからです。」と言っていましたが,みんながこぞって支持するなかから戦争や弾圧が芽生えるというわけです。ドイツのナチスの台頭も,ほぼ同じ構造でしょうね。いま政権に反対するマスコミがあるというのは,やはり戦前とは状況が違うと言えるのかなと思います。
マスコミの反応はウザいけれど必要。野党は,反応するにしても,もうちょっとどうにかしてほしいwww。
結局政権が強いという事は国民の支持があるという事で,マスコミもノビノビと批判し難い状況にあるという事です。それは政権側からの圧力だけではなく,国民側からの圧力が加わるという事です。ニュースキュレーションサイトなどの読者コメントなどでも,政治的な記事には政権側に立ち,マスコミ側を批判するコメントが目立つわけです。それは国民も政権側に立っている人が多い,それが政権が強いという事ですね。
その状況で政権側を批判しなければならないマスコミというのも,つらい立場だと思います。日本はアメリカ程政権批判を守る為の仕組みも整っていない様ですからね。
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