日本では,電子マネーやクレジットカードの使用が拡大しない
日本では電子マネーやクレジットカードでの決済がなかなか広がらないと言われています。中国などではカード経済がかなり進んでいて,現金決済は無くなりつつあると言います。
実際のところ,日本では現金を使っても不便はなく,電子マネーは例えばイオン系とセブンイレブン系で異なるなど乱立するカードを使い分けなくてはならず現金より不便だったりします。
じゃあクレジットカードは? ウチのカミさんもそうなのですが,カードではお金の管理ができないと言います。つまり落ちるのは最長1ヶ月先で,いくら使ったかがすぐに分からず,管理し難いという事です。これは多くの人が言っていて,大きな買い物以外にはクレジットカードを使わないという動機になっています。
しかし考えてみれば,クレジットカードというのは「ツケ」「掛け売り」の一種です。品物やサービスを受取る時にはお金が出て行かず,月末などに後から支払いが発生するというものです。江戸時代はみんな「掛け売り」だったのですよね。落語に「掛取万歳」という話がある様に,町内の店から,味噌,醤油,酒などを買うのも全て「ツケ」で買っていたわけです。
江戸時代の人は「ツケ」で買ってもいくら使ったか分かったのでしょうかね。今の人はその点江戸時代の人より劣っているのでしょうか? まあ消費生活の規模も今は江戸時代より拡大していますから,無理もないと言えるかもしれませんが・・・・・。
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