「天の園」の青城が原,青鳥城址
このブログで何回かに渡って紹介した打木村治の児童文学「天の園」。
その中で主人公河北保が心を寄せるクラスメイト,小森ふゆ子の家があるのが青城が原,青城部落,現実には青鳥が原です(以前紹介した記事の絵図中の小森ふゆ子の家の位置からいって,現実の青鳥が原である事は間違いない)。
その青鳥が原にあるのが青鳥城址です。築城年代は定かではありませんが,「源平盛衰記」には1183年に源頼朝が青鳥野に陣をとったとの記載があるそうで,さらに城としては1478年の文献に青鳥城の名前が出てくるという事で,この頃には城があった事は確かのようです。
上の写真は城の本郭の遠景です。先ず本郭(本丸)ができ,さらに二の郭(二の丸),三の郭(三の丸)と増築されていって,かなり大規模な城になっていたそうです。三の郭の掘の一部は,現在でも池として残っているとか。
下の写真は,本郭を囲む掘跡です。写真ではあまりよく分からないかもしれませんが,かなり深い堀となっています。
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