各国のEVシフトの思惑
「進む自動車メーカーのEVシフト。電動化で何が起きるのか」という対談記事がネット上にありました。モータージャーナリストと芝浦工大教授の対談です。
曰く・・・,
>イギリスはすでに自国資本の自動車産業はありません。失った自動車産業の復活を、EVという新しいムーブメントにかけている。
>フランスは原発大国なので、電気エネルギーを使うEVにシフトするのは自然
>中国も自国の自動車産業振興が目的のひとつ。今更エンジンで勝負しても、日本とドイツにはかないません。ただ、中国の発電所は7割ぐらいが石炭による火力発電です。EVが普及すれば、かえって空気が汚れるのではないか
>ロサンゼルスは地形の関係で排ガスがたまりやすい。
そんな記事を読んでいくと,日本にEVが必要かどうか疑問になりますね。
折しも,「マツダのエンジン革命が再び始まる」という記事がありました。マツダが開発したガソリンエンジンの新技術で,「SKYACTIV-X」と呼ばれるものです。1次エネルギーを考慮したCO2排出量においえ,電気自動車を上回る環境性能を狙える技術だという事です。日本のように給油体制が整っている国では,こちらの方がEVより使い勝手がいいと思います。
しかし,雰囲気EV押しの風潮で,EVがじわじわ進み,ガソリンが売れなくなってガソリンスタンドがどんどん閉鎖され,ガソリンを手に入れるのが不便になり,その段階で急激にEV化が進むのではないかとも思っています。つまり,日本は海外各国とは別の理由で,前述の様に結局EV化されていくのではないかと思うのです。
(イラストは,フリーイラスト素材サイト,「いらすとや」より。)
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