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2018/04/21

テスラのオートパイロットはどこまで安全なのか

Car テスラのオートパイロットはどこまで安全なのかというネット上の記事を読みました
 この記事,一般の方は読めないのですが,上のリンクから,この記事を読んだ方々のコメントの数々は読めると思います。
 3月23日に起きたテスラモデルXの中央分離帯衝突死亡事故が,テスラのオートパイロットに対する疑問を生み,このような記事がいくつも書かれています。これは,オートパイロット使用中に,車から再三の「ハンドルを握る様に」促すアナウンスにも拘らず運転者はハンドルを握らず,中央分離帯への衝突に至った事故です。
 不完全な自動運転を過信した為に事故を起こした事例といえる事故です。トヨタやダイムラーベンツなどの既存自動車メーカは,以前から自動運転に対して慎重な対応をしているようで,レベル2自動運転の後はレベル3車は販売せず,完全自動運転を目指すといっていました。不完全な自動運転はかえって危険で,運転者が自動運転を過信するがために事故を誘発するという事は確かにあると思います。
 一方,上に紹介した記事につけられた夏野 剛慶大教授のコメントがそれとは反対の意見でした。「レベル2の精度をさらに上げて、世の中にレベル2のクルマを増やさないと、道路交通法の改正もできないし、自動運転社会の実現はできないと思う」と言っており,自らテスラのレベル2車(オートパイロット)を運転している実感から,「高速道路の巡航走行においては現在のオートパイロットであっても非常に安定した自動運転を実現している」と言っています。
 オートパイロットが高速道路で十分実用的なレベルに達しているのなら,運転者への意識付けとして,オートパイロットは高速道路に限るという様に宣言する事も必要なのではないかと思います。なんなら,高速道路と一般道路を何らかのシステムで感知して,一般道では強制的にオートパイロットがオフになるという事も必要ではないかと思います。
 しかし,テスラモデルXの事故は,高速道路で起った事で,十分検証される必要がありますが・・・。

(イラストは,フリーイラスト素材サイト「いらすとや」より。)

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