日大闘争が作った,日大の今の組織
1968年,日大の不正追及に学生たちが立ち上がった「日大闘争」から50年,日大全学共闘会議(全共闘)の元メンバーが6月10日に「日大全共闘結成50周年の集い」を開いたという報道がありました。参加者は日大アメリカンフットボール部の「悪質タックル」問題での大学側の対応と当時を重ね「大学の対応は50年前と何も変わっていない。我々も共に闘うぞと叫びたい」と学生に呼びかけたとの事です。
日大OBである知人に聞いた話ですが,この日大闘争を収拾するために,教育者のポストだった大学の最高位「総長」を廃止し,経営者のポストである「理事長」が大学の最高位について,その下に教育者のポスト「学長」を置くという今の構造が出来上がったそうです。
それが腐敗を生み,大学をおかしくしている。その根本原因を作ったのは,全共闘。
そう考えると,全共闘メンバーが集い,アメフト問題追求を訴えるのは「必然」というか,「お前達が原因でこんな大学になったのだから,お前達がなんとかしろよ」という気もします。
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