シェアハウス?
ちょっと前から話題になっていたシェアハウス運営企業の破綻事件。
私の行動範囲にも,数件の「かぼちゃの馬車」という名前のシェアハウスがあります。正に破綻した運営企業が運営を請け負っていたシェアハウスです。(事件については,こちらをご覧ください。)
一方,知人の30代の女性が自分の持ち家を下宿屋と称してシェアしている方がいますが,それは開設の動機からして最近事件で話題になっているシェアハウスとはちがいます。
「かぼちゃの馬車」は最初から投資物件としてオーナーが銀行から金を借りて,空家などを買収・改造して開設したもの。知人女性のシェアハウスは,自身がそこに住み,様々な負担をシェアして自身にもメリットを持ち,パートナーとして住む方もアパートより少ない家賃負担で広く設備のいい家に住めるという事です。
本来のルームシェアというのは,この知人女性の様な動機で開設されたものの事をいうのでしょうね。
そう考えると最近「シェアハウス」と言っているのは,単にキッチン,トイレ,風呂やシャワー室が部屋ごとに付属していない,まさに昔の下宿屋のようなもの。だから記事にある「1人当たりの面積を小さくするなどの工夫が必要」という発想がでてくる。知人女性の様なシェアハウスでは,そんな事を考えるはずもありません。
本当のシェアハウスは,シェアをして広く豊かに暮らす為の工夫です。本来のシェアハウスは,投資の対象などにはなり得ません。
詐欺にあった物件は,シェアハウスという名を雰囲気で無理くり付けただけの,下宿屋物件にすぎないですね。
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